　・3・4回生が混在していることが望ましいが、一方で、演習室の収容可能人数から最大限は32名である。4年半の実績も勘案して、3回生15名＋4回生8名＋オブザーバー最大9名である（平成16年度実績は、15名＋3名＋9名の27名）。

　・ゼミの性質上、終了時間は定時ではない。今年度前期実績では、途中10分程度の休憩を挟んで、毎回8時ころに終了する。さらに、ゼミ生の多くは、その後生協に食事に出かけて、議論を続けている。各人のやむをえない事情によって早退・欠席を認めることはあるが、このゼミを選択する人は、水曜日夕方には予定を入れないで下さい。

　・報告者グループが選んだ民法の重要判例につき、基本的な教科書・体系書はもとより、判例評釈多数をも参照しつつ、じっくりと読むことを基本に考えている。ここ数年の実績は、ホームページ（http://www.matsuoka.law.kyoto-u.ac.jp）のゼミの項を参照して欲しい。

　通常のゼミの進行は、次のとおり。3人1組の報告班が、検討対象とする判例を選んで、それまでの判例・学説状況やその判決に対する批評を調べて整理し、その判決の意義と問題点・残る課題を、1週間前配布のレジュメを基に報告する。報告の途中に適宜質疑を入れる。報告終了後（6時30分前後）、10分程度の休憩後、私もしくは報告班が準備した具体的設例を3～4グループで検討し、最後に全体で討論する。私は、随時、修正・質問・補足説明・コメントをする。

　定例の内容のほかには、模擬裁判風討論会・答案練習会・インターカレッジ民法討論会等を行う。

　3回生・4回生とも人数を超えた場合は、抽籤とする。前期にこのゼミを履修していることは考慮せず、応募者は平等に抽籤する。ここ数年の傾向で、第一希望の段階で定員を超えているので、第二希望以下では履修は不可能であろう。

　・ゼミの活性化の点で、単位に関係なく当ゼミに出たいという熱意がある者をオブザーバーとして9名以内の参加を認める。

　・オブザーバーと正規のゼミ生の違いは、単位が出るか否かに尽き、オブザーバーも均等に報告等の義務を負う反面、ゼミコンパ・旅行その他のゼミの行事に参加し、ゼミの運営につき等しく意見を述べる権利を保障する。

　・オブザーバーの参加の可否及び後期ゼミのための予備的な打合せを正規ゼミ生決定後できるだけ速やかに行う。具体的期日は掲示とホームページで告知するので、注意すること。当日どうしても参加できない場合、オブザーバーが人数を超えた場合の抽籤の際に、代理出席を認める。