| ０． ２月１９日 |
メンバーの確定（正規ゼミ生２1名＋オブザーバー9名）。 自己紹介・ゼミ進行方法の説明。 報告班の仕分けと報告順の確定。 ゼミ名簿用写真撮影 各種委員の決定 ゼミ委員（代表） 田中 悠一、吉原 知志 コンパ委員 徳田 慧一朗、伊藤 真愛 旅行委員 大久保 徳彦、南 知果 会計委員 松浦 佑樹 名簿作成委員 道田 旭彦、眞子 幸人 |
| １． ４月１２日 | 第１回報告 「日常家事代理と110条類推適用」 担当 今津 美恵、徳田 慧一郞、森田 一至 第１回の報告として、後の見本になるような手際の良い報告でした。また、非常に良かったのは、第１回目なのに臆することなく、多数の活発な質問が出たことです。今年のゼミも元気が良くていいです。 問題の検討を行いましたが、ちょっと問題の出来が悪く、やや肩すかしの感が残ってしまいました。それにもかかわらず、検討自体は、各グループとも、適切な議論展開をしており、まとめもきちんとできていました。素晴らしいです。 検討した問題を見る。 |
| ２． ４月１９日 | 第２回報告 「意思能力・行為能力・後見制度」 担当 石田 優一、道田 旭彦、陳 明楷 24頁の詳細なレジュメで報告時間がどうなるのか少し心配していましたが、要領よく重点だけをうまく説明し、細かいところや繰り返しは文字で確認してもらうという手際の良い報告となったので、6時35分に終了し、約1時間弱の問題検討の時間が取れました。 今回の問題は、わりあい基本的な点のみを問題にしているのですが、議論になると意外と広がりもあり、時間がかかっているようでした。 検討した問題を見る。 |
| ３． ４月２６日 | 第３回報告 「法人制度」 担当 山内 一輝、和田 直之、南 知果 22頁に及ぶ詳細なレジュメでしたが、先週同様、ずいぶん要領よく報告していただきましたので、問題検討の時間が確保できました。 ただ、完全自作の問題にいろいろと不備があったため、検討していただく際に、余計な手間をかけてしまいました。お詫びして、修正版をこちらに掲載します。 この検討問題の解説は5月10日の冒頭で行いました。これも掲載しています。 |
| ４． ５月１０日 | 第１回 特別企画 未成年者の無権代理と相続に関する問題検討 担当 松岡 久和 問題と問題の扱い方はこちらです。 1時間余の議論の後、答案の書き方に関する一般的な注意に続いて、問題解説と質疑を行いました。これらも掲載しています。 |
| ５． ５月１７日 | 第４回報告 「公序良俗による法律行為の内容規制」 担当 藤崎 彩菜、大久保 徳彦、堤 崇男 1時間余り、判例の事案を読んで裁判所の判断を推論していただく企画を行いました。 素材にした事実関係と、それに対する高裁の判断、上告趣旨、最高裁の判断を配布しています。 |
| ６． ５月２４日 | 第５回報告 「物権変動と登記」 担当 辻本 正樹、篠田 陽哉、松浦 佑樹 個別事例を丁寧に取り上げて分析し直したり、独自の視点で学説状況を再整理しようとするなど意欲のある報告でした。 問題の検討を40分程度行いました。 |
| ７． ５月３１日 | 第６回報告 「婚姻意思」 担当 玉置 菜々子、伊藤 真愛、樫根 綾香 報告が手際よく6時前に終了しましたので、法律相談に基づく問題をじっくりと検討してもらうことができました。 問題はこちら。 約30分程度、拙稿「婚姻は無効？」を使って解説し、質疑を行い8時5分前終了。 なお、同論文は印刷すると大部になるし、pdfをWEBで配布すると（編集）著作権の問題が生じるため、freemail上の本年度ゼミの箇所でのみファイル配布します。 |
| ８． ６月 ７日 | 第２回 特別企画 担当 松岡 久和 １ 後期ゼミの募集についての（前倒し）説明 後期ゼミ募集の履修指導（6月15日予定）に先立って現役ゼミ生に次期の特殊状況をすこし詳しく説明しました。 ２ 短答式問題にチャレンジ！ 今年度の新司法試験短答式試験から総則・物権の問題を解いてもらいました。趣旨は、旧司法試験がなくなって短答式問題に学部段階で触れることが少なくなったゼミ生諸君に、条文と判例の基本知識をきっちりと整理しておく必要性を認識してもらうことです。 試験解答に1時間（自力40分＋六法等参照20分）＋グループ検討1時間の後、解答を示して解説しました。 正解・解説付の問題はこちら（pdf）。 統計処理の結果、最低0点、最高7.5点、平均点は4.27点（3回生の方が若干良かったのですが有意の差はありません）と難しく感じたようですね。興味深いことに、問題別の正解率は、 １ 75％ ２ 25％ ３ 78.6％ ４ 50％ ５ 39.3％ ６ 39.3％ ７ 10.7％ ８ 25％ ９ 52％ 10 32％ となり、比較的易しい条文問題の１・３の正解率が高く、難易度が高いと評価した５・６・７の正解率が低いのは予想通りでしたし、4肢中2つ選択の９が問題の難易度は高いが確率通りに近いのはよくわかります。意外だったのは、条文問題であるがやや細かかった２と８の正解率が非常に低いことで、条文問題は、やはり練習していないとできないことが明白です。 ゼミ卒業写真撮影は28日に再延期 |
| ９． ６月１４日 | 第７回報告 「消滅時効－民法改正案の検討を含む」 担当 吉原 知志、柴田 大祐、杜下 直也 改正案を詳しく対比紹介して、現行規定の問題点を浮き上がらせようという意欲的な報告でしたし、勉強になりました。問題は、レジュメ末尾に報告班が作成したものを使って検討しました。比較的簡単な事例ですが、これでも気にしだすと、けっこう論じることはありますね。8時10分終了。 |
| 10． ６月２１日 | 第８回報告 「錯誤」 担当 眞子 幸人、藤村 香織、近藤 朋弥 『債権法 エッセンシャル民法＊３』の完成を披露しました。 潮見ゼミとの対抗討論会のグループ構成を決めました。 報告は、要領の良いまとめと、かなり突っ込んだ学説検討、さらに立法論の紹介など、盛りだくさんでした。 今回は、少し早めに検討問題を掲載しました。コンパも控えているので、今回は、理事会決議という合同行為に関する動機の錯誤の扱いについて判例の立場から考えてみること、高裁・最高裁のアプローチの違い（表示重視か法律行為内容への取り込み重視か）を認識すること、最新の判例を知ることに重点を置きました。そのため検討時間は短めで、用意した解説編を配布し（問題編の後に掲載）、7時30分すぎに終了しました。 |
| 11． ６月２８日 | 第９回報告 「占有の承継」 担当 永野 恵利加、高井 祐哉、田中 悠一 ようやく名簿が完成しました。名簿作成委員の道田君、眞子君ご苦労様。 議論のあるところを掘り下げて考察した良い報告でした。 検討問題はこちら。問題の不自然な設定2点については、ゼミ修了後に、作者の千葉先生にメールでお尋ねしました。お答えが来れば、この欄で紹介することにします。 千葉先生からは、7月1日付で素早くお返事をいただいておりました。内容は、検討問題の後ろに「補足」で掲載しましたので、お読み下さい。 |
| 12． ７月 ５日 | 第10回報告 「信義則による契約上の義務の拡大～契約準備段階の過失・安全配慮義務～」（テーマ変更！） 担当 内藤 尚幸、鶴田 昌平、清水 公介 全般的・横断的な問題の検討に意欲を感じる報告でした。約1時間程度、検討問題について議論を行い、検討すべき問題の所在を確認しました（一義的な答えは出てこない難問です）。良い検討ができました。 |
| 13．７月１２日（月） | 潮見佳男ゼミとの対抗討論会 潮見教授の予定の変更に合わせて、12日（月）に変更しました（そもそも15日（金）としていたのは16日（金）の誤記でした）。問題と討論会のやりかたの基本をpdfでまとめたものをここに掲載します。6月21日に指摘があったので1箇所修正しました。28日に潮見教授から修正依頼があり、11の1500万円の預金引出日を12月14日に変更しました（8の振込日より前になっていて不自然なための修正） この問題に関する整理レジュメを長野助教・和田助教に共同で作成していただきました。この整理でも、討論会のおりに潮見・松岡が指摘したような難点（Ａは代理人か）などは残りますが、Ｆの行為だけに絞らない使用者責任の検討は良いと思いますし、事業執行性や取引的不法行為の視点、過失相殺、さらには（これはなくても良いように思いますが）請求権競合にまで言及していて、さすがにかなり深い考察になっています。 投票結果は、採点表の通りです。若干ルール違反もしくは私の入力ミスの疑いのある数字が入っている箇所があり、投票用紙と照合して修正するかもしれませんが、それを無効としてもおそらく結果には影響しないと思われます。 結果は、第１位 マツオカ・デラックス、第2位 うずしおＤ、第3位 暴君と愉快な仲間、第4位 ＣＣレモンでした。第1位には、サプライズの賞品として、最新刊の潮見佳男『相続法［第2版］』と永田＝松本＝横山＝松岡『債権 エッセンシャル民法＊３』を1冊ずつ差し上げました。どのチームも長所と短所があり、僅差でした。第4位のＣＣレモンは、おそらく報告時間の短さが検討不足という印象を与えたため学生票が低く、逆に、マツオカ・デラックスは10分ちょうどの報告時間・レジュメの見やすさ・質疑応答の早さゆえ非常に好印象で学生票で圧勝になったのでしょう。しかし、採点表を見ていただければ、必ずしも必要でない検討を省いてバランスの良い検討を行い、レジュメが秀逸だったことから、教員票ではＣＣレモンがトップで、逆にマツオカ・デラックスは、少々意見が分かれ（ミスや理由付けの甘さを厳しくみるか否かの差。私はどのチームも同程度にミスや論証不足があるとしてあまり厳しい評価をしていません）、やや低い評価になっています。 総じて、潮見教授の講評は、意識的に辛めにされたようでしたが、3回生前期でここまで検討できていることと、質疑応答が予想以上に上手であったことから、私はどのチームも上々の出来であったと思っています。 |
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